こんにちはCreate Plusです!
縫製というと皆さんどんイメージがありますか?
工芸品?製造業?ミシン?
それぞれ印象は違うかと思いますが。今回は、「縫製はアートだ!」という切り口でブログを綴っていきたいと思います!
先日たまたまYoutubeでHarriet Riddle(ハリエット・リデル)さんという、テキスタイルアーティストを見つけました。
正直に言うと、縫製というカテゴリーではなく、刺繍にはなりますが、どちらも針と糸を使用しますし、ミシンを使ったテクニックとコンテンツがとてもユニークなので是非ご紹介したいと思います!
*ちなみに、縫製と刺繍の違いを簡単に説明すると、縫製は建設的な工芸品で、刺繍は装飾品です。技術や素材などアプローチも違うので、混合はできません。
イギリス出身のハリエット・リデルさんは、「ライブ刺繍」または「フリースタイル刺繍」と言われるユニークなテキスタイルアートのアプローチで知られています。
「フリースタイル刺繍」とは?
刺繍の技術を組み合わせて、リアルタイム (ライブ)で刺繍スケッチをその場で作り出すことです。
彼女の制作プロセスは、地元や世界中の旅先などのちょっとした日常シーンに刺繍機をセットして、そこにいる人々や風景を観察して、日常の場面を刺繍として落とし込んでいくものです。刺繍を通して自分の見えている世界や視点を、緻密な線や形、質感で作り出すプロセスは圧巻で、デザイン性もとてもユニークで可愛く、テキスタイルアートの可能性を広げています!写真は、インドでの刺繍ライブをまとめた作品集で、とても興味深いです。
「縫製」や「刺繍」の違いを超えて、彼女のパフォーマンスや技術には素直にインスピレーションを感じますし、周りの人たちを巻き込む力や、針と糸で描くアートは自分たちの産業の新しい「魅せ方」にもなると思いました!写真の刺繍デザインもとても個性的で可愛らしく、ユーモアある表現力が光ります。
縫製業というと、一般の方々にとっては、なかなか親しみやすいイメージがない業界かもしれませんが、「縫製」もアートという観点で見てもらえるような表現や企画を自分たちもしていきたいと素直に思います。
皆さんも是非彼女のパフォーマンスを一度見てみてください!
どんな場所でもフリースタイル刺繍ができる!